新NISAとは 投資初心者にもわかりやすく、制度の内容や始め方の流れを簡単に解説

新NISA解説

新NISAって一体何なの?

新NISAって話題になってるけど、そもそも何のこと?興味はあるけどよくわからないよ」って方、まだまだ多いんじゃないでしょうか。私自身、新NISAって何?どうやって始めればいいの?と思いながらも、なかなか行動に移せずにいたので、そういう方の気持ちがよくわかります。この記事では、そういう方々の疑問を解消するため、新NISAの基本的なことから、その始め方までを初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

新NISAとは「少額投資非課税制度」のこと

新NISAとは、「少額投資非課税制度」のことです。通常、株式などを購入して利益を得られた場合、その利益に対して税金が約20%かかります。例えば、とある企業の株式を100円購入し、120円に値上がりしてから売却した場合、差額の20円に20%の税金がかかる、というのが通常の投資です。その税金を免除しようというのが新NISA(少額投資非課税制度)です。投資をするなら絶対使うべき超お得な制度、投資をしてこなかった人も、これを機に投資を新NISAを利用して始めた方が良いと言っても過言ではないほどの超お得な制度、それが新NISAです。

新NISAの始め方(投資の始め方)

ネット証券で口座を開設する

新NISA制度を使って投資を始めるには、まずネット証券で口座を開設することが必要になります。ここで注意して欲しいのが、「ネット」証券という点。くれぐれも対面の、リアル店舗がある銀行、証券会社、ゆうちょ等で口座開設しないということです。理由は簡潔にはっきり言うと、「手数料が高いから」です。はっきり言ってぼったくりです。しかも購入できる商品もネット証券と比べて少なく、メリットがありません。絶対に使うのはネット証券、お気をつけください。

おすすめのネット証券は、楽天証券 or SBI証券

ネット証券と言っても数多くの証券会社がありますが、あえて分かりやすくするため断言します。おすすめのネット証券は2つ、楽天証券もしくはSBI証券です。小難しい説明はここでは省きますが、あらゆる面から総合的に判断してとにかくこの2択です。ちなみに筆者は両方使っていますが、新NISA口座は楽天証券で開設しています。口座解説はどちらも証券会社のホームページから、流れに沿って簡単に開設できますので、休日にでもさっとやってしまいましょう。証券口座を開設する流れで、新NISA口座も開設できますのでご心配なく。

投資信託を購入する

新NISA口座を開設したら、購入すべきはズバリ「投資信託」です。よく初心者は投資信託から始めると良いよなんて話を聞きますが、違います。投資初心者も投資上級者(自称)も購入すべきは投資信託です。投資信託というのは簡単に言うと「様々な企業の株式の詰め合わせ商品」です。株を買う場合、個別企業の株を選んで買う、もしくは投資信託を買う、と言うのが一般的になりますが、なぜ投資信託なのか。結論から言うと「未来の株の値動きは誰にもわからないから」です。たまに「そろそろ株価が暴落するから今は買うべきじゃない」とか「もうすぐ株価が上がりそうだから今が買い場だ」なんてことを言っている人がいますが、そんなことを言っている人を信用してはダメです。経済アナリストだの経済評論家だの、もっともらしい肩書きを持った人たちがそれっぽく株価の予想をしていますが、ほとんど当たってません。これが現実です。様々なデータを元に賢い人たちが一生懸命予想をしてはいますが、ほとんど当たらないんです。これを踏まえて、なぜ投資信託を買うべきなのか?と言う点を詳しく解説していきます。

なぜ投資信託を買うべきなのか?

世界経済の成長は右肩上がり、個別の企業の成長は未知数

株価の動きは誰にもわからないのに、なぜ投資したら資産が増えると言われるのか。根拠は過去の株式の値動きの歴史にあります。世界の株式の価格は短期的には上がり下がりを繰り返しながらも、長期的に見ると年数が経過するにつれて右肩上がりだという事実があります。世界中の株式の価格の上昇は、世界経済の成長によるものです。人類が存続していく限り、世界経済は短期的な上下はあるものの、長い目で見れば成長していくはず。これが大前提。一方で、個々の企業に目を向ければ、とんでもない成長を遂げる企業もあれば、すぐに倒産してしまう企業もあります。世界の経済は基本的に成長していくはずですが、個別の企業の成長は誰にも分かりません。つまり、個別の企業に投資すると言うのは、非常に危険な行為だと言うことを覚えておいてください。

投資の基本は「長期」「積立」「分散」

上記のことから、短期的に個別の企業に集中して投資するのは危険。そこで重要なのが「長期・積立・分散」投資をする、ということです。個別の企業に集中投資するのは危険。短期的には世界経済もどうなるかはわからない。そこで有効になるのが、広く様々な企業に分散して投資する投資信託を、コツコツと定期的に購入し積み立てていき、短期間では株価は激しく上下するので長期的に保有する、という投資戦略です。それを非課税の新NISA制度を活用して実行しよう、というのが、いわゆる「新NISAやろう」の本当の意味です。ここでは詳しい話は省きますが、過去の株式の歴史、データからこの投資手法が最も資産を増やすのに有効な手段だということは世界的な経済学者により証明されています。投資信託は何百、何千という企業に投資する手間を省くことができる上、その中身の調整までやってくれる、かつ手数料も安い商品(個人的に最もおすすめなのはeMAXIS Slim 全世界株式)が存在します。時間や手間をかけず、最小限のリスクで資産を長期的に増やしていく。そのために新NISA制度を使わないのは本当にもったいないです。少しでも早く始めていただきたいと心から思います。

まとめ

以上が新NISA制度の内容、大まかな始め方の流れ、行うべき投資の中身の説明になります。詳細を説明すると非常に長くなってしまうので、ここには本当に大事なポイントだけを簡潔にまとめました。新NISAはただの非課税制度です。国家の陰謀だとか、使っても意味がないなんていう指摘は的外れです。20年、30年後に泣くか笑うかは、今からのあなたの行動次第で決まります。最後に、投資に絶対はありません。資本主義社会が根本から崩壊する、人類社会が崩壊する、なんて可能性は0ではないですから。それでもここで紹介した投資を始めることで、後悔する確率は非常に低いと思います。私は1日でも早く長期積立分散の投資信託への投資を始めていれば良かったと思っています。ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

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